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種別・銘

太刀 備前国長船住長光 嘉元二年十二月日

Tachi Bizennokuni Osafune Nagamitsu A.D.1304

鑑定書・資料 第五十九回重要刀剣指定 [N.B.T.H.K]Juyo Token No.59
寸法

長さ(blade length)68.8cm 反り(Sori)2.1cm
元幅(Motohaba)2.96cm 元重ね(Mtokasane)0.73cm 先幅(Sakihaba)1.77cm 先重ね(Sakikasane)0.5cm
※棟の高さを含めない協会の計測値 元幅2.85cm 先幅1.7 cm

時代・国 古刀(鎌倉時代後期) 最上作 備前
形状 鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差開き、腰反り高く踏張りつき、先へも反り加わり、中切先。
鍛肌 小板目つみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入り、乱れ映り鮮明に立つ。
刃文 直刃調に小丁子・小互の目が交じり、足・葉入り、匂勝ちに小沸つき、金筋・砂流し僅かにかかり、匂口明るい。
帽子 直ぐに小丸ごころ。
彫物 なし。
うぶ、先刃上り栗尻、鑢目筋違。
説明

 長光は、長船派の祖である光忠の子で、長船二代目であり、現存する在銘の作品は鎌倉時代の刀工の中で最も多いが、何れも出来にむらがなく、技量の充実していたことが知られる。その作風は大別して、父光忠風を継承した感のある豪壮な造込に、華やかな丁子主調の乱れを焼いたものと、身幅が尋常か細身の姿に、直刃調丁子足の入った比較的穏和な出来口の二様が見られる。

 この太刀は地鉄は小板目がつみ、地沸微塵に厚くつき、乱れ映りが鮮明に現れ、刃文は直刃調に小丁子・小互の目が交じり、匂勝ちに小沸つくなど、長船長光の後期の典型的作風を現している。地沸を微塵に厚く敷き、乱れ映りの鮮明に立った鍛えは長船正系らしく大変精美で、刃文も匂立ちよく明るく冴え、嘉元二年紀も同工最晩年の年紀作として資料性が高い。

 

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