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種別・銘

刀 大慶直胤造 文化元年八月日

Katana Taikei Naotane A.D.1804

鑑定書・資料 特別保存刀剣 [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
寸法 長さ(blade length)69.7cm 反り(Sori)1.7cm
元幅(Motohaba)3.13cm 元重ね(Mtokasane)0.73cm 先幅(Sakihaba)2.01cm 先重ね(Sakikasane)0.55cm
時代・国 新々刀 最上作 武蔵
形状 鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、反りやや深くつき、中切先。
鍛肌 板目肌に柾交じりよくつみ、地沸微塵に厚くつき、荒めの地沸交え、地景頻りに入る。
刃文 互の目にのたれ、尖り刃などを交え、沸よくつき、金筋、砂流しかかり、物打付近に湯走り状の飛焼を交え、匂口明るく冴える。
帽子 掃きかけて返る。
彫物 なし。
うぶ、化粧鑢、鑢目大筋違、先栗尻。
説明

 直胤は、安永七年に出羽国山形に生まれ、本名を庄司(荘司)箕兵衛(美濃兵衛)と称し、大慶と号しました。文政四年頃に筑前大掾を受領し、嘉永元年に上洛して美濃介に転じています。彼は若年の折に江戸に出て、水心子正秀の門に入り、後に師と同様に館林藩秋元家に仕え、細川正義と共に水心子門下の逸材となりました。水心子入門時期については明らかではないですが、彼が二十三歳の時の作刀に「庄司直胤 寛政十三年正月日」の銘があることから、これより二、三年前の寛政十一,二年頃と推測され、文化初年頃に独立したと考えられています。安政四年五月七日、七十九歳で没しました。

 この刀は、板目に柾目を交えた相州伝の地鉄に、刃文は互の目に小互の目・尖り刃・のたれなど交え、匂深く、沸厚くつき、湯走り、飛焼を交え、総体に金筋・砂流しかかり、匂口の明るい作となっています。物打付近が特に湯走りなど交えて華やかな刃文となり金筋・砂流しの働きが見事です。志津に倣った作風を示していて直胤相州伝優品の一振りです。

 

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