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種別・銘

刀 無銘 二字国俊

Katana Mumei Niji Kunitoshi

鑑定書・資料 第九回特別重要刀剣指定 [N.B.T.H.K]Tokubetsu Juyo Token No.9
土佐山内家伝来
寸法 長さ(blade length)74.2cm 反り(Sori)1.9cm
元幅(Motohaba)2.78cm 元重ね(Mtokasane)0.7cm 先幅(Sakihaba)1.85cm 先重ね(Sakikasane)0.56cm
時代・国 古刀(鎌倉時代中期)最上作 山城
形状 鎬造、庵棟、反りややつき、中切先。
鍛肌 板目肌つみ、地沸つき、乱れ映り立つ。
刃文 丁子に互の目交じり、上半直刃調に、総体に足よく入り、沸よくつき、冴えごころとなる。
帽子 直ぐに小丸。
彫物 なし。
大磨上、先浅い栗尻、鑢目切り。
説明

 来派には国俊と二字だけのものと、来国俊と三字のものとがあり、それは同人作の時代の前後によるものか、それとも別人かの論が昔からある。現在では両者、兄弟説が有力である。国俊には弘安元年(1278)紀の太刀があり、製作年代は明らかである。二字国俊の作風は身幅が広く豪壮な造込みが多く、地肌は小板目がやや肌立ち、直刃仕立の刃文を焼くが、国行に比して一段と乱れ、丁子が目立ち、古書に「備前一文字などに似たり」とあるように華やかであるが、備前との相違は刃中の沸が強いところである。国行や二字は棟を焼いたものもあり、帽子は乱れこみ、力強さが見られる。

 この刀は大磨上無銘で、身幅は常よりもやや狭いが、堂々としており、地肌はよくつんで美しく、刃文は直刃調の乱れに丁子が目立ち、地刃に沸が強くつき、乱れの足も沸足となり、匂口はくっきりとあらわされ、二字国俊の特色がよく示され、しかも地・刃が健全である。

 宝暦四年代三千貫の本阿弥光勇の折紙は貴重であり、彼の鑑識の高さがよく知れる。

 

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