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種別・銘

短刀 銘 来国光

Tanto Mei Rai Kunimitsu

鑑定書・資料 第十五回重要刀剣指定 [N.B.T.H.K]Juyo Token No.15
寸法 長さ(blade length)25.4cm 反り(Sori)僅かに内反り
元幅(Motohaba)2.4cm 元重ね(Motokasane)0.55cm
※棟の高さを含めない協会の計測値 元幅2.3㎝
時代・国 古刀(鎌倉末期から南北朝初期) 山城
形状 平造、三つ棟、内反り僅か。
鍛肌 小板目つみ、地沸こまかくつく。
刃文 直刃、小沸よくつき、砂流し、金筋かかり、匂口冴える。
帽子 小丸、やや長く返る。
彫物 表裏刀樋掻き流す。
うぶ、先深い栗尻、鑢目勝手下り。
説明

 来国光は鎌倉末期から南北朝初期に活躍した刀工である。したがって短刀も内反りで小振りなものと、身幅の広い寸の延びたものとがある。また作風も直刃のものと乱れたものがある。この短刀は小振りな平造内反りの姿で尋常な直刃の作風であり、鎌倉期のものである。

 来国光は銘に種々の変化をみせている。この銘も「来」字の二画の点が常とは逆であるが、作風及び他の銘文には疑うところはなく、このような銘も例外の一つとして認めることが出来る。

 

 

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